箱根駅伝/学生連合が優勝したらどうなる?過去最高の順位や区間賞はあったのか紹介!について書いていきます!
箱根駅伝2022が1月2日から3日にかけて始まりました。
順位には大学名が並んでいる中で見慣れない名前がありました。
「学生連合」です。
こちらは箱根駅伝の予選で10位以内に入れなかった選手から選ばれる寄せ集めチームなのです。
もしこちらのチームが優勝したらどうなるのか?
シード権は来年の学生連合が取ることができるのか?などを調べていこうと思います。
箱根駅伝全98回の歴史の中で学生連合の過去最高順位や区間賞はあったのかも調査していこうと思います。
Contents
箱根駅伝/学生連合が優勝したらどうなる?
4年生として、最後の箱根の出走は叶いませんでしたが、関東学生連合の応援をよろしくお願いします‼︎#学生連合 #久しぶり大作戦 #学連の風を強く吹かせよう pic.twitter.com/EjcQ0aCSQk
— 桐山剛 (@Fight319) January 2, 2022
学生連合が優勝したら、繰り上げで2位のチームが優勝になるようです。
学生連合は正式名所は「関東学生連合チーム」と言い、2014年に「関東学連選抜チーム」から名称変更になりました。
関東学生連合チームは、箱根駅伝の予選で敗れてしまった大学から各校1名ずつ選抜されて作られる寄せ集めのチームです。
関東学生連合チームが優勝するとなぜ2位が繰り上げになってしまうのかと言うと、関東学生連合チームは『OP』(オープン参加)だからです。
オープン参加とは、個人、チーム共にタイムは記録されず参考記録となります。
その為、関東学生連合チームが優勝したとしても、記録は残らないので繰り上げで2位のチームが優勝する形となります。
しかし、そのようなことは起こるのでしょうか?調べて見ました。
その結果、関東学生連合チームが優勝するのは、奇跡に近いと言えます。
なぜなら、関東学生連合チームに選ばれる選手は、箱根駅伝でシード校10校と選考会10位以内に入ったが大学以外から選ばれるからです。
選ばれ要件が5つあり、その基準を超えなければ関東学生連合チームに選ばれることはありません。
その要件とはこちらです。
- 箱根駅伝予選会で個人成績上位16名
- 各校1人まで
- 留学生は起用されない
- 選出選手は箱根駅伝出場回数を2回を超えないこと
- 大学、連合を問わず箱根駅伝出場経験がゼロであること
このような要件がある為、上位10位が同じ大学の出身だったとしても、各校1人しか選出できないので、弱くなってしまいますね。
留学生が起用されないと言う点もあるので、どんなに速い留学生がいても関東学生連合には入ることができません。
94回大会からは、箱根駅伝出場経験がゼロであるという要件が付け加えられたので、箱根駅伝を経験した選手は出られないので、ますます難しいですね。
上記の点からも、関東学生連合チームが優勝するのは奇跡に近いです。
ドラマのような展開で、関東学生連合チームが優勝するような大会があったらなんだか感動しますよね。
箱根駅伝/学生連合の過去最高の順位は?
第98回東京箱根間往復大学駅伝競走
並木寧音
2区 1時間8分16秒 区間13位相当
農大記録、学生連合記録 更新本人コメント
「応援が力になりました!プレッシャーはありましたが、攻めの走りが出来て良かったです!次は農大の襷を箱根路で駆け抜けます!」応援ありがとうございました!
#東京農大 pic.twitter.com/94CqF7I1bK— 東京農業大学陸上競技部男子長距離ブロック (@TUA_LD) January 2, 2022
関東学生連合チームが過去最高順位は何位だったのか気になりますよね。
結果は残らないかもしれませんが、優勝もしくはシード権の10位以内はあったのでしょうか?
あまり速い印象がありませんが、実際はどうだったのか調べて見ました。
大会名 | 総合最終順位 |
第79回大会(2003年) | 16位 |
第80回大会(2004年) | 6位 |
第81回大会(2005年) | 18位 |
第82回大会(2006年) | 19位 |
第83回大会(2007年) | 20位 |
第84回大会(2008年) | 4位 |
第85回大会(2009年) | 9位 |
第86回大会(2010年) | 16位 |
第87回大会(2011年) | 18位 |
第88回大会(2012年) | 17位 |
第89回大会(2013年) | 13位 |
第90回大会(2014年) | 出場なし |
第91回大会(2015年) | 19位 |
第92回大会(2016年) | 11位 |
第93回大会(2017年) | 20位 |
第94回大会(2018年) | 21位 |
第95回大会(2019年) | 21位 |
第96回大会(2020年) | 19位 |
第97回大会(2021年) | 20位 |
過去関東学生連合チームが出場していた20大会分の成績をまとめてみました。
ほとんどが下位の順位ですが飛び抜けて速い年がありましたね。
第84回大会(2008年)の4位です。
この年は一体何があったのか少し調べてみました。
この年の関東学生連合チームの監督は、今では常連校のチームの青山学院大学の監督「原晋」が指揮しました。
関東学生連合チームは前年2007年は20位で、最下位でしたが4位入賞まで持って行けたのは、「チーム力」だと語っていました。
駅伝はタスキを繋ぐスポーツで、「チームの為」にと言う想いが強いチームが勝ちます。
関東学生連合チームは、予選落ちとはいえ各大学のエースが集まるので、弱い訳がなく、ただチームの為への想いが弱かったので、そこを強化したそうです。
その結果で見事4位入賞しました。
ドラマチックな展開はそれだけでなく、関東学生連合チームが4位に入賞したので、翌年の2009年大はで出場校が1校増えました。
そこに入ったのが原晋監督の青山学院大学が33年ぶりに入ったようです。
2009年からは箱根駅伝常連校になったので、なんだかすごくドラマチックですよね。
箱根駅伝/学生連合は過去に区間賞はあったのか?
おはようございます!
本日8:00より箱根駅伝が始まります。
現地での観戦はお控えください。テレビ等での応援よろしくお願いいたします!!
各校のエースが集まる学生連合チームにもぜひご注目ください👀田島は明日の復路、7区に出走する予定です!#久しぶり大作戦#陸の王者の意 pic.twitter.com/N2tmu1Xq9n
— 慶應義塾體育會競走部 長距離ブロック (@keiolong_mgr) January 1, 2022
幻の区間賞は過去一回だけ存在しました。
第93回大会(2017年)です。
この大会で、関東学生連合チームの照井明人が、10区で『幻の区間賞』になりました。
区間賞は、1つの区間内で、ゴール順位に関係なくタイムが一番速い選手に送られる賞です。
この10区での区間賞のタイムは作田直也(4年)が1時間11分0秒だったのですが、照井明人は1時間10分58秒でした。
2秒を上回る好タイムでしたが、関東学生連合チームは参考記録になる為、幻の区間賞となりました。
主人公感が半端ないですね。
かっこいいです。
記録は残りませんでしたが、記憶には残る区間賞でした。
まとめ
箱根駅伝/学生連合が優勝したらどうなる?過去最高の順位や区間賞はあったのか紹介!について書いていきました。
箱根駅伝の学生連合チームいつも出てるの、優勝したらどうなるのか書いてみましたが、成績が残らないのは、悔しいですね。
過去最高の順位は思ったよりも速くて驚きました。
区間賞は、幻の区間賞で記憶に残る結果を残せたら最高にうれしいでしょうね。
毎年正月恒例の箱根駅伝は楽しみですよね。
来年も待ち遠しいです。