新聞記者ドラマnetfilx版と映画の違いは?ストーリーや役名役柄を徹底比較!について書いていきます。
映画版の新聞記者は2019年に公開され、政府に切り込んだ内容となっており、反響を呼び興行収入6億円と言うヒット作品となりました。
2022年にドラマnetfilx版として新しくリリースされますが、実際の映画版とドラマ版の違いは、どこが違うのかストーリーや役名役柄を比較していきたいと思います。
ドラマ版には映画版にはない視点からの見方もあるのでそちらも紹介していきますね。
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新聞記者ドラマnetfilx版と映画の違いは?
明日はいよいよワールドプレミア!!!
剛くんのビジュが気になりすぎる🥺
私はもちろん当たらなかったので行かれる方楽しんでください♡#新聞記者 #綾野剛 #Netflix
1/13配信を忘れるわけないんだけどリマインダー登録して待ってる🥺
指さされてきついこと言われてそうな村上さん想像しただけでつら、、 pic.twitter.com/lk0VtbZ2PW— 綾野剛くんに沼る@T O K Y O🗼⭐️ (@t_ommy777) January 9, 2022
映画版とドラマnetfilx版の大きな違いは、構成にあります。
映画版では、若手女性新聞記者である吉岡エリカ(シム・ウンギョン)と若手エリート官僚杉原拓海(松坂桃李)との対峙と葛藤を描いた作品となっています。
あくまでもジャーナリスト 吉岡エリカが巨悪に受かっていく社会派な作品で、視聴者からすると、新聞記者とエリート官僚の話なので、自分には関係なくどこか遠い話しのように感じてしまいます。
政治に関心がある人はより楽しめるかと思いますが、関心がない人からすると少し難しく感じてしまう点もあるかもしれません。
それに比べて、ドラマnetfilx版では女性新聞記者 松田杏奈(米倉涼子)と若手エリート官僚 村上真一(綾野剛)との対峙以外にも、もう一人新しい視点からドラマを展開していく人物がいます。
それが、新聞配達のバイトをする政治には無関心の就活生の木下亮(横浜流星)です。
この人物は、藤井道人監督自身を照らし合わせている部分があるそうです。
というのも映画版新聞記者の監督のオファーを始めてもらった時、藤井道人監督は「政治に関心がない自分では自信がない」と言った理由から2回もオファーを断っているそうです。
政治に関心のなかった自分を今回のドラマ版では、配役し「政治に関心のない若者」と言う立場から物語を展開する新しい視点を設けたそうです。
この木下亮の存在により、視聴者からしても、政治が身近にあり、自分たちにも関わりをあると言うことをドラマ版では感じたかと思います。
これが、映画版新聞記者とドラマ版の大きな違いと言えます。
もちろんどちらも面白いですが、よりリアルに身近に感じたいと思うのであれば、ドラマnetfilx版を視聴することをお勧めします。
藤井道人監督自身も、映画版では描ききれなかった所も描き切ったそうなので、映画版の完全版と言っても過言ではないでしょうね。
新聞記者ドラマnetfilx版と映画のストーリーの違いは?
#新聞記者 上映後客席から拍手がたくさん起こった。社会問題をテーマにしているけどサスペンスとしても緊迫感あって引き込まれる。
松坂桃李は闇深い役がハマる。田中哲司も。 pic.twitter.com/TbaXDsHadS— 木俣冬 KIMATA FUYU (@kamitonami) June 29, 2019
こちらでは大まかなストーリーの違いについて書いていこうと思います。
ドラマ版はキャストも一新しているわけですから、ストーリーも映画版とでは違いがあります。
映画版とドラマ版を比較してみましょう。
- 『映画 新聞記者』のストーリー
社内でも異端児と厄介者扱いされている東都新聞社会部の吉岡エリカは、ある日、上司から匿名の極秘情報の大学新設計画に関する調査を任される。
調査を続ける彼女に「神崎」と言う男の情報が入るが、神崎は自殺をしてしまう。
神崎の自殺に疑問を持ち、調査を続ける吉岡は、若手エリート官僚の杉原と出会う。
杉原自身も内閣情報調査室で国家の安全を守る一方で、神崎の死に疑問を抱いていた。
吉岡と杉原は、二人で神崎の死の真相を追求するうちに、大学新設計画は軍事利用の為であることが判明する。
2人は、これを記事にし、世間に公表することを決意する。
官僚のリークとして杉原自身実名報道も辞さない構えだった。
しかし、内閣情報調査室の横やりが入り、誤報の疑いをかけられる。
それと同時頃に庁舎に杉原は呼び出され、上司の多田に、ほとぼりが冷めるまで外務省に戻り、海外で過ごせと打診される。
一方吉岡は、杉原の実名を公表しようと踏み切ることを決意し、杉原に連絡を取ろうと携帯電話を片手に国会周辺を走り抜ける。
深刻な面持ちで庁舎を後にする杉原と国会前の横断歩道で向かい合って、最後は杉原のアップで口パクでなにかを告げ終幕する。
これが映画版の大まかなストーリである。
- 『ドラマnetfilx版新聞記者』のストーリー
ドラマ版「新聞記者」東都新聞記者の松田(米倉)は、総理夫人のお友達と言う事で大幅な値引きをし格安で国有地を売却の他社ニュースについて調べるところから話は始まる。
事件を調べているうちに、総理夫人秘書の若手エリート官僚の村上の存在を知る。
一方、国有地の値引きを口添えした若手エリート官僚村上は、問題発覚で総理夫人秘書から内閣情報調査室へ転属になる。
この国有地値引きの一件から、事態はおもわぬ方向へ進んでいくこととなる。
総理の国会での発言の整合性を合わすために、過去の資料も改ざん捏造を命じられた職員が、その罪悪感に耐えられず、自ら命を絶ってしまう。
その職員の遺族が、新聞配達所で働く政治に関心のない大学生の木下亮である。
木下は伯父の死から、政治に興味を持つようになり、記者の松田杏奈に接触し、記者になることを決意する。
様々な妨害に合いながらも、確実に証拠を掴んでいく松田。
自分が値引きの口添えしたことにより、このような事態になってしまったことを悔い仕事を続ける村上。
松田と村上と木下が接触し、急展開を迎える。
最後は、真相究明の為に自ら命を絶った職員の妻と松田と村上と木下で国を相手取って裁判を行う為に裁判所に入っていくシーンで終幕となる。
比較してみると、藤井道人監督が言っていた、「映画では描けなかった部分を描けた」のはこのような部分なのではないでしょうか。
木下という政治に関心のなかった人でも、少しのきっかけで変わることもできるし、政治も変えられると言うメッセージです。
つまり、メディアだけの力だけではなく、国民ひとりひとりの力が必要と言う事です。
メディアはあくまでも情報を得る媒体であって、それを受け取る国民のリテラシーが上がれば誰かにコントロールされずに正しい情報を得ることが出来ると言うことを伝えたかったのではないでしょうか。
なぜなら、映画版では成し遂げることが出来なかったことが、ドラマ版では出来ている様に感じるからです。
映画版の最後は、見ている視聴者からすればバットエンドのように感じたかと思います。
映画版では、記者と官僚のみのやり取りで、民衆はコントロールされているだけです。
しかし、ドラマ版ではどうでしょう。
視聴者は、ハッピーエンドで終わりそうと言った印象で見終わったかと思います。
記者、官僚、政治に無関心な若者の3方向からの話の展開で、木下はコントロールされていません。
これが正しいかはわかりませんが、私は、そのように感じました。
新聞記者ドラマnetfilx版と映画の役名役柄の違いは?
#新聞記者
『デイアンドナイト』に続いて悪役的な立ち位置の田中哲司さん、今作では冷徹でヤバい。怖すぎる。一言の情報量よ。怖い役だけでなく色んな役で多くの作品に出ているのを見るように、説得力があってほんとに素晴らしいバイプレイヤーだと思う。#新聞記者みた pic.twitter.com/GDnn4XCLVA
— るそん (@Lecon_3606) July 1, 2019
映画版ドラマ版共に共通する作中で主要な人物となっていくのは以下の人物達になります。
- 異端児と揶揄される女性新聞記者
- 若手エリート官僚
- 若手エリート官僚の上司
- 罪悪感で自殺してしまう官僚
- 自殺した夫の死の真相を追う妻
こちらの5名の役名と役柄の違いについて書いていこうと思います。
異端児と揶揄される女性新聞記者
映画版 | ドラマnetfilix版 | 役柄 |
吉岡エリカ | 松田杏奈 | 口数は決して多い方ではないが、自分の中でジャーナリストとしての信念を元に記事を書いている。 |
- 若手エリート官僚
映画版 | ドラマnetfilix版 | 役柄 |
杉原拓海 | 村上真一 | 自分仕事は国家を守る為の尊い仕事だと思っていたが、疑問を抱くようになり、正義とはなにか葛藤を持つようになる。 |
- 若手エリート官僚の上司
映画版 | ドラマnetfilix版 | 役柄 |
多田智也 | 多田智也 | 国家を守るためには手段は択ばない。自分の仕事は国家を守ることに直結していると信じて行動している若手エリート官僚の直属の上司。 |
- 罪悪感で自殺してしまう官僚
映画版 | ドラマnetfilix版 | 役柄 |
神崎俊尚 | 鈴木和也 | 自身が関与してしまった事件に罪悪感を感じて、苦悩の日々を送っているが、最後は耐えきれなくなり自ら死を選んでしまう。 |
自殺した夫の死の真相を追う妻
映画版 | ドラマnetfilix版 | 役柄 |
神崎伸子 | 鈴木真弓 | 映画版では、夫の死の真相の追求はそこまで動いている様子はないが、ドラマ版では、真相を追求するために邁進する姿がある。 |
主要人物の役名役柄について紹介していきました。
役名が一緒なのは、若手エリート官僚の上司の『多田智也』にのみでしたね。
映画、ドラマ共に田中哲司さんがこの役をやっています。
この役柄はこの人しか演じられないと藤井道人監督は感じたようで今回のドラマ版でも起用されたそうです。
まとめ
新聞記者ドラマnetfilx版と映画の違いは?ストーリーや役名役柄を徹底比較!について書いていきました。
新聞記者ドラマnetfilx版と映画の違いは、事件の内容やストーリーなどは違いましたが、大まかな流れは似たようなものを感じましたね。
しかし、ドラマ版には政治に関心のない若者の目線が組み込まれており、映画版にはなかったリアルを感じました。
見ていた人も自分と照らし合わせやすかったのではないでしょうか?
新聞記者と政治家と言う遠い話ではなく、すごく身近に感じさせてくれたように思います。
役名役柄も一人は除いては皆違いました。
以上新聞記者ドラマnetfilx版と映画版の徹底比較でした。